社畜バンドマンのうらっかわ

社会人になって完全趣味と割り切ったバンド活動をどう面白くしていくか、どんな風に切り盛りしているかの、活動事情をお届けします。

社会人になって始める趣味で気を付けたいこと5選

 

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そろそろ就職して3年・・・
だいぶ仕事にも慣れてきたし、残業時間も減ってきた。
といった感じで、
生活に余裕が出てきたなぁ、と感じたことはないでしょうか?

そんなとき、

「前から英会話通いたかったんだよね」とか
「暇だからゆるキャン観たんだけど、キャンプっていいなぁ」とか
「学生時代にやってたピアノ、もっかいやってみるか」などなど・・・

前々から興味のあったこと、
または昔熱くなったものにチャレンジしてみたいという意思。
つまり、“趣味”への関心が高まるんじゃないかと思います。

思い立ったが吉日!
そのまま突っ走って、あれこれ趣味グッズを買いに走る!!

のもいいのですが・・・
せっかく始める趣味です。
ちゃんとした向き合い方で、
長く続けられるよう、
まずは一度冷静になって、
趣味のプランを考えてみてはいかがでしょうか?

というわけで、
今日は、社会人になって始めるからこそ起こり得る
趣味の注意点を見ていきたいと思います!

1.仕事との両立

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いわずもがな。
やはり、もっとも重要視されるのはここですよね。
趣味にハマればハマるほど、
会社に居ても趣味のことを考えたくなっちゃいます。
それによって、作業効率が落ちたり、ミスが頻発したり
結局、趣味を始める前の残業時間に戻ってしまうことだってあるかもしれません。

社会人の趣味において、もっとも重要なのは
気持ちを切り替えること

当たり前のことですよね。

とはいったものの、
実際はそんなに簡単に気持ちを切り替えれるわけがありません。
私自身も、週末にライブでもしようものなら、
週明けの月曜日は自称ミュージシャン気分が抜けません。
アーティスト気取って、普段絶対に作曲しないような
ディープでマイノリティな思考の楽曲を作ってしまいます。

いけませんねぇ・・・

なので、趣味が盛り上がった翌月曜は、
趣味のことを考える隙を与えないくらい仕事を引き受ける!
(後輩の仕事をぶんどっったりします)
または可能であれば、いっそのこと有給使っちゃう!
ってぐらい、徹底しないとダメなんですね。
それほど趣味の魔力は強し!

2.金銭感覚の麻痺

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これも趣味を始めることにおけるあるあるですね。

やはり社会人ですので、
中高生のときと違い、欲しいものに比較的簡単に手が届きます。

よくあるエピソードとしては、
「若いころに高くて買えなかったギブソンのギターが、
今となっては手が届く(簡単にとは言っていない)」

おぁ、ちょ、初心者がいきなりギブソンとは!
中々攻めたセレクション!
続かなかったらどぉすんのさッ!

といった感じで、
大人の趣味にとって、
お金は意外とハードルになりにくいのかもしれません。

もちろん、最初に高級品を買うことで、
「せっかく買ったんだし」といった感情が働き、
結果的に長続きする趣味に成長するかもしれません。

ただ、人間はいつでも上を目指す生き物。
「そろそろ上手くなってきたし、もっといいのをGetするか」
みたいな思考が生まれてしまうのではないでしょうか?

つまり、最初に20万のギターを買ったとしたら、
次に「もっといい品をくれぇ・・・」となり、
結果的に40万のギターを求めてしまう体になってしまう可能性があるのです。

また、この時点で金銭感覚は大破しています。

例えば、たまたま立ち寄ったハードオフさいたま大宮西店で、
超絶レアなギターが10万で販売されていたとしましょう。
一度20万のギターを買っているあなたは、

「うぉ!この年代のレスポールが10万!買いだな」

と、本当に必要だったか謎な出費をしてしまうかもしれないのです。
結果、趣味を始める前にあれほどあった預金はみるみるうちに・・・

そうならないためにも、趣味を始める前はもちろん、
始めた後にも欲しい物リスト、買必要なものリストを別に作り、
事あるごとに、本当に必要な物を洗い出していくことが大切ですね。

3.異性の目

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何かに熱中している人が魅力的に映るのは自然の理。
また、何かの分野でめちゃくちゃ知識がある人というのも
かっこよく見えたりしますよね。
(話し方次第でただの痛い人にも受け取られるのですが)

ただ、いずれにしても節度を守っているからこそ、
好感が持てるのではないかと思います。

例えば、NANAMIちゃん(仮名)の彼氏が車を購入したとします。
深み掛かった青が素敵なRX-7です。
「燃費が悪いし、このご時世にスポーツカーかぁ」とか思いつつも、
アイドルに嫉妬しちゃう心配のあるドルオタや、
炎上して自分まで巻き添えを食う可能性のあるYoutuberよりはマシかと思い、
批判的な意見は飲み込むことにしました。

それからというもの、デートに行くときはいつでも車。
一緒にお酒を飲む機会は減ったけど、
御殿場のアウトレットや、海ほたるのサービスエリアなど
今まで行けなかったところに連れて行ってもらえるため、
「これはこれで楽しいなぁ」と思えるようになっていました。

が、違和感は車購入から2ヵ月後に訪れます。
いつも通り、家の前まで車で迎えに来てくれる約束をし待っていると、
予定時刻に明らかに聞き覚えのない轟音がNANAMIちゃんの家へと接近し、
家の前で停車するのです。
まさかと思い、NANAMIちゃんが家を飛び出すと、
やはりというかなんというか、いつも通りの笑みを浮かべた彼氏が
玄関先に立っていました。
これにはさすがのNANAMIちゃんも顔をしかめ、彼氏に向かって
「車、どうしたの? 故障?」
と、問いかけるも彼氏は
「ううん、マフラーを変えてみた」
まったく濁りの無い笑顔で彼は言うのでした。

一見して、なんの変哲もない、
ある意味ではサプライズのような状況ではあるものの、
NANAMIちゃんの脳内では、
「この轟音の出る車で出かけるの? 周りの人にめっちゃ見られるじゃん!?」
って言葉が浮かんでいることは言うまでもありません。

「別に彼女を喜ばせるために改造したわけじゃない」
と仰りたい気持ちも分かりますが、
ならば彼女を乗せない、あるいは事前に了承を得ておくべきですよね。

もちろん個人の趣味ですし、メカの改造は男の子のロマン。
それを辞めろなんて、趣味に生きている私には到底言えないことなのですが、
少なくとも、どんなに魅力的な人でも没頭しすぎるがゆえに、
視野が狭くなり、周囲の人に迷惑を掛ける可能性がある
特に、男女感の価値観の相違はプライベートなところにこそ
顕著に出やすいわけであって、
そこを自覚して趣味に没頭しないと、
いらぬところで自身の価値を下げてしまうのかもしれませんね。

4.同志たちとのコミュニケーション

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趣味に夢中になり、それなりの自信が付いてくると、
当然、自分の実力や知識量を他者と比べてみたくなります。
そんなときによく出るワードが“オフ会”です。

同じ趣味を持つ者同士が集まり、
共通の話題を肴に酒を飲みかわす。
年々、会社以外での交流が減っていく社会人にとって
こんなに楽しい瞬間はありませんよね。

ただ、やはりここでも注意が必要です。

オフ会で上がる大半の話題に、あなたは強く興味を持つでしょう。
知っていること、興味のあることが中心の話題となっているのだから当然です。
しかし、いつしか話題は
あなたがまだ持っていない物、
もしくは買えなかった物の話題へと進化していきます。

オフ会の大目的は同志たちとの交流であり、
その中には“情報共有”といった側面も含まれているので当然です。

ただ、そうなってくると、
「○○の新作買った?」とか
「この前の限定ガチャで○○引けた?」といった
新参者のあなたがまだ持っていない物の話題がチラつくことも少なくはありません。

そして、あなたがまだ所有していないことを知ると、
同志たちはその商品の良さを全力でプレゼンしてくれます。
もちろん、あなたを同志と認めたうえで、
その商品を手に入れて欲しいがための善意のプレゼンです(極稀にマウントを取りたいがための人もいますが)。

さて、ここで脳裏に浮かぶのはどんなことでしょう?

単純に、その商品が欲しいといった物欲だけではなく、
「これを買ったら紹介してくれた彼らも喜んでくれるかも!」
といった、物欲と全く関係のない感情も湧き上がってくるのではないでしょうか。

洗脳、詐欺、マルチ商法・・・
みたいな、聞こえの悪い言葉がたくさん浮かんできそうなものですが、
同志たちは、ほぼ100%善意でプレゼンしていますし、
あなたもそれを重々理解しています。
ってなると・・・その場でポチっちゃいますよね(苦笑)

その心理が悪いとは思いませんし、
同志たちとコミュニケーションを取ることで、
あなたの趣味生活に加わる刺激は計り知れないものだと思います。

ただ、その反面で集団心理のようなものが働きやすい環境であり、
自分が本当に欲しかった物が曖昧になってしまう可能性も無きにしもあらず。

難しいラインではありますが、趣味への投資は冷静な状態で行いたいですね。

5.好奇心の自制心

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趣味を始めてしばらく経つと、
「あれ? 意外と時間あるな」
と感じることはないでしょうか?

もちろん、最初からそんなことを感じれるわけではなく、
趣味の中でも、やりたいことが明確化して、
いつしか効率が上がっていく。
つまりは、
仕事で、慣れと共に効率が上がり
残業が減っていくのと同じ原理ですね。

となると、当然他のことにも興味が湧いてくるはずです。

例えば、コスプレが趣味だとして、
そこに余裕が出てくると、自分がコスプレするだけでなく
「他のコスプレイヤーの写真を撮ってみたい!」
と思い、新しくカメラを購入し、
コスプレイヤー兼カメラマンといった
二つの趣味を併用するケースもあるのではないかと思います。

このこと自体はとても素晴らしく、
マルチに活躍する自分を構築するきっかけにもなる
非常に有意義な手段なのではないかと思います。

ただ、気を付けなければならないのは、その先です。

一見して、二つの趣味同士が深い関連性を持っているため、
効率よく進められそうな気がするのですが・・・
こいつが悪の根源です。

関連度の高い趣味を選べば選ぶほどに、
自分はその趣味に対する知見があるわけで、
目も肥えています。
つまり、腕は初心者なのに、思考だけはいっちょ前。
といった、悲しいギャップが生まれてしまうわけですね。

そして、どうなるかといいますと、
2.でお話したギブソンギターの例を思い出してみて下さい。
知識があるということは、
初っ端からエンジン全開で挑みたくなってしまう火種となります。

後はもう、お分かりですね・・・。

だからといって、関連度の低い趣味を選べと言いたいわけではないですし、
そもそも趣味を2つやることが無理だとも思いません。

ただ、複数の趣味、二足の草鞋を履く場合は
自分にとっての“本業”という位置を明確化させて挑む方が、
気持ち的にも、お財布的にも楽なのではないでしょうか。

さいごに

いかがでしたでしょうか?
少々否定的なワードも多くなってしまいましたが、
社会人になった今だからこそ始められる、
楽しい趣味がたくさんあります。

しかしながら、時間もお金も、
人間関係さえも有限です。
趣味は私たちの生活を楽しくしてくれる一方で
熱中しすぎると、何かを失うきっかけにもなり兼ねます。
せっかく好きになったのに、
趣味が元凶で身を亡ぼしちゃうなんて絶対に嫌ですよね・・・。

用法用量を守って楽しい趣味ライフを送りましょう!